メネフネ伝説とは

ハワイに行ったことのあるかたは、「メネフネ」印のミネラルウォーターのペットボトルで、この名前に聞き覚えがあるかもしれません。ここでは、ハワイの人々に愛されているメネフネの伝説をご紹介します。

メネフネ、とは、カウアイ島に住んでいたといわれる小人族のことです。
身長は普通の人間の半分くらいしかないが、筋骨隆々とした人々であったということです。彼らは、森に住み、昼間眠って夜働く、という習慣を持っていました。また、性格はとてもシャイで、滅多なことでは人間にその姿を見せることはなかったと言われています。

また、彼らは土木工事に関して大変に秀でた技術を持っており、たいていの建造物は「一晩で」作り上げてしまいます。(靴屋の小人みたいですね。ただ、一晩で間に合わなかったときはそのまま放置して去っていくらしいですが)カウアイ島には彼らが作ったと言われる道路や水路、養魚池などがいくつか残っています。

民族学に言うと、メネフネは、6世紀頃にカウアイ島に移住してきたハワイ先住民ではないかと言われています。(タヒチにも「マナフネ」という、ある種の蔑称で呼ばれた人々の伝説が残っているようです)ハワイ諸島各島の古代の寺院(ヘイアウ)の建築様式などを見ると、カウアイ島だけが、他と異なっているそうで、人種としてのマイノリティが、「小さな人々」という言い伝えに変わっていったのかもしれません。

「SECRET OF HAWAIIAN RAINBOW」の挿し絵より 「SECRET OF HAWAIIAN RAINBOW」の挿し絵より

ページトップへ戻る